戦国時代だけでなく、戦国ゲームも大好きなマサムネです。
今回はちょっと趣向を変えて、SEGAが開発したアーケードゲーム(ゲーセンのってことね)、
戦国大戦に登場する戦国武将の視点から、実際の武将たちについて語っていきたいと思います。
まずは、マサムネと戦国大戦の馴れ初めから。
戦国大戦との出会い
かつてマサムネはゲーム大好きっ子だったので、学生時代にゲーセンへ
毎日のように入り浸っていました。
でも社会人になってからはサッパリ行かなくなったのです。
どうしてって?学生時代よりも明日の事を考えて早く帰らなきゃとか、
残業で遅くなったりなど、なかなかゲーセンに行く気力が湧かなかったからです…。
そんなある日、疲れ切ってゾンビの様になりながら出社していると、
通勤経路にあったゲーセンの前にデカデカと戦国と書かれたポスターが!
良く見てみると大好きな武田信玄や上杉謙信などもカッコよく描かれているじゃないですか。
日々の業務で擦り切れて灰色になったマサムネの心が、
キュンと色づいた事を今でもハッキリと覚えています。
業務をとっとと切り上げ、会社の帰りに喜び勇んでゲーセンに行ってみると、
あの懐かしいタバコのにおいが鼻をくすぐります。
色々な電飾が目を刺激し、各ゲーム機からあふれる音は洪水の様で普通の人には不快な環境も
鍛えられたソルジャーだったマサムネには心地が良くて涙が出そうでした。
目的の戦国大戦を探してみると、結構大きな筐体なのですぐに見つかりました。
ですがゲーセンで見かける順番待ちの列が見当たりません。
でも人だかりが出来ていて男たちがひしめき合っています。
そばに見慣れないテーブルがあり、何かの用紙とパウチされたカードが置かれていました。
詳しく見てみると順番待ちと書かれており40名近い名前が書かれています。
え?ここファミレスなの?それが最初に見た感想でした。
マサムネの知っていたころのゲーセンとの違いにジェネレーションギャップを感じながらも、
恐る恐る名前を書いてカードを取りました。(カードは順番待ちの引き替え券だった)
しかし待てど暮らせど順番が回ってきません。
20分くらいたったころにちょうどゲーセンの店員さんが来たので、40名待ちでどの位の
時間がかかるのか聞いてみたところ衝撃のコメントを頂きました。
だいたい2時間半から3時間待ちですね~
いつの間にかゲーセンはネズミの園もビックリのアトラクション待ちになっていたのです。
ここまで来て止めたら男が廃る!と思い待つこと2時間40分でマサムネの番が来ました。
さっそくお金を投入しようとすると、またここで衝撃の事実が!
3回連続プレイ可能で、合計700円。
マサムネが最後にやっていたストⅡやサムスピは100円で3回出来たよ?
でも並んだ時間は戻ってきません。
700円投入しました…。
ゲーム自体はとても面白く満足できる内容でしたが、プレイ料金と待ち時間が
尋常じゃない事から二度とやることはないなと思い席を立ちました。
このゲームはプレイ後に武将のカードが排出されるのですが(カードダスみたいなやつ)、
そのカードを見てみると最上位レアの武田信玄公が描かれておりました。
翌日から、再びゲーセンのアトラクションに並んだのは言うまでもありません。
これがマサムネと戦国大戦の出会いでした。
戦国大戦ってどんなゲーム?
筐体が巨大なスキャナーになっていて、武将のカードを読み込んで
そのカードを動かして戦うリアルタイムストラテジーの簡易版みたいなゲームでした。
(さっぱり通じない?)
もっと分かりやすく言うと、カードでアクションゲームしながら、ターンとか無くて
リアルタイムで進軍しながら対戦相手の城を攻撃するゲームです。
(なんとなく分かった?)
プレイしている姿はまるでテーブルを、カードで狂ったように激しく磨いている
かのような姿の為、普段ゲーセンに行かない知り合いに見せると、
高確率でドン引きされると言う悪魔のゲームです。
敵の城に攻め込むとダメージが入って城を落とせるって仕組み。
その動作がカードでテーブルを磨いているように見えます。
主に手が届かない方や、興奮してプレイしている方に見られる。
戦国大戦の視点から語る武将たち
戦国大戦には数多くの武将が登場しており、武将が使える計略(必殺技みたいの)や
カードデザインは、実は史実をもとにしているものが多いのです。
これらの個性豊かな武将カードをもとに、実在の武将たちとの関連性を語っていきたいと思います!
武将カードのチョイスは、有名武将であるか特徴的なものとしています。
カードの写真が斜めなのは、キラキラしているせいでうまく撮影できないからだぜ!
武田家
武将名:武田信玄
計略名:風林火山、瀬田に旗を
言うまでもなくみんな知ってる武田信玄こと御屋形様。
どちらのカードも見た目はフサフサが付いた、一般的なイメージの武田信玄をイラスト化しています。
計略の風林火山も代名詞なので多くの人が知っているかと。
ちなみにマサムネが初めて引いたのがこの武田信玄でした。(向かって左の)
もう一つの計略である瀬田に旗をは信玄が亡くなるときに、山県昌景に伝えたと言われる言葉で、
このまま進軍して瀬田に旗を立てるのだと言う史実にもとづいたデザインです。
さらに瀬田に旗をの計略効果が切れると、武田信玄のカードも死亡するという徹底ぶりが
信玄ファンとしては泣けます。
おかげで多くのお金と時間を失ったのはヒミツだ!
上杉家
武将名:小笠原長時(ながとき)
計略名:小笠原流礼法陣
村上義清と一緒で、武田信玄に攻められて上杉謙信のもとに逃げ込んだ人。
なんだか化け物じみたデザインになっていますが、史実では武田信玄の侵攻を受けて
没落したのでその怒りが現れているのでしょう。
計略名の小笠原流礼法陣は、本当に小笠原家に代々伝わっている小笠原流礼法をもとにしていて、
その礼法で敵と戦うというムチャな設定になっています。(弓馬術もあるのでそっちだと思いたい)
ゲーム上では武将が横一列にきちんと並ぶ陣形を取るので、マナーが良くみえるのも面白いですね。
ちなみに本物の礼法は、マナーの教科書として実際に伝わっているもので、
現在は一般にも公開されており学ぶことができます。
は!?俺も礼法を学べば強くなれるってこと?
今川家
武将名:今川氏真(うじざね)
計略名:蹴鞠シュート
和歌や蹴鞠が好きで戦を好まなかった為、徳川家康と武田信玄に領地を奪われた人。
今川家と言えば白塗りお歯黒で麻呂っているのが一般的なイメージですが、
このカードもその例にもれず、かなり麻呂っておじゃる。
計略も蹴鞠シュートで、蹴鞠大好きっ子なところからきているのは明白です。
ただフザケタ計略名ですが、ゲーム上では武将を吹き飛ばすことができる為、
苦労して敵城にたどり着いた武将を、一瞬で相手の陣地まで吹き飛ばす事が
できるかなり強力な計略でした。
惜しい人を亡くしたぜ!
本願寺
武将名:本願寺顕如(けんにょ)
計略名:衆生済度
一向一揆の総元締めこと本願寺顕如。
最初に出た本願寺顕如のカードは、コブラに出てくるクリスタルボーイを想起させるデザインでしたが、こちらのカードは色が金色になり第三の目も開くなど、本家顔負けのゴールデン坊主に進化しています。
計略名の衆生済度(しゅじょうさいど)の意味は、仏の道で、この世に生きている全てのものを救済して、悟りの道に導く事であり、まさにゴールデン坊主が言いそうな事です。
ゲーム上ではこの計略を打ったあとの本願寺顕如は、高速で移動する坊主となって城門に突っ込んできます。
なかなか死ぬことも無いので強い計略でした。
本願寺顕如が衆生済度に近いことは言っていると思いますが、衆生済度と言う言葉を使ったかは微妙なところです。
半端ないカリスマの持ち主だぜ!
伊達家
武将名:伊達政宗
計略名:伊達の味方打ち
戦国時代の破天荒といえばこの人、伊達政宗です。
ちょっと馬が強烈なデザインになっていますが、それ以外は一般的なイメージに近いのではないでしょうか。
このカードはデザインよりも計略名に注目したいです。
伊達の味方打ちは、敵と共に味方も鉄砲で打ち抜けば打ち抜くほど、伊達政宗が強くなると言う
破天荒な計略です。
この計略も史実にもとづいていて、味方が退却してきて危ないから打った。伊達家の軍法には
敵味方の区別はないと言い放ち、打ったにも拘らずお咎めも無かったことに由来します。
他にも父親が攫われたときに、敵ごと父親も打ち抜いたなどムチャな話は尽きません。
そんな打ち抜きエピソードから、この計略名になったのではないかと。
ムシャクシャしてやった。今は反省している。
みたいな言い方だけどそれよりひでーな!
まとめ
戦国大戦は、名前に鬼の字が入っているとキャラクターデザインも角が生えてしまったり、
名前に鳥の字が入っているとトサカと羽毛が生えてしまったりとムチャなデザインが多い反面、
しっかりと史実にもとづいている部分もあったりして楽しくプレイする事が出来ました。
いきなり歴史から入ると、どうしてもとっつきにくいかと思うので、
こういったゲームや漫画などから入っていくと理解しやすいのでおススメです。
ではまた別の記事でお会いしましょう。マサムネでした。