筆頭へのサポート力と行動や言動の渋さから、片倉小十郎が大好きなマサムネです。
ゲームとは一味違うアニメ版ですが、オリジナル要素も作品を盛り上げるアクセントとしていい味を出しているので、ゲームから入ったマサムネですがアニメ版も大好きです。
そんなアニメ版戦国BASARAについての感想や、戦国オタの視点から史実と違っている箇所についてなど語っていきますのでお付き合いくださいませ。
アニメ戦国BASARAについてマサムネが語る
戦国BASARAの第1話は2009年の4月1日に放送されました。
マサムネの感覚からすると2009年は古いというイメージが無かったのですが、10年以上前と考えると思ったより時間が経ってますね。
年齢が増すごとに時間の流れが早すぎてコワイ。
2009年というと鋼錬の原作準拠版や蒼天航路、狼と香辛料Ⅱあたりが放送されていた時期で、どれもお気に入りの作品なんでマサムネ的には豊作だったんだなあと思い返してみたり。
では早速、戦国BASARAについて語っていきましょう!
戦国BASARA
そもそも戦国オタのマサムネから見ると戦国BASARAに登場する武将たちはイケメンすぎな上に、筆頭こと伊達政宗が英語交じりの会話をしたり、武田信玄と真田幸村が終始殴り合いながらお互いを鼓舞するなどムチャな設定が盛りだくさんに見えます。
特に歴史上では既に存在していない武将たちが、時系列をすっ飛ばして共に戦っていたりするシーンには違和感を覚えました。
ですがもとのゲーム設定も一人の武将が何千人と切り倒しているので、この辺に突っ込むのも野暮ってものですね。
この辺の違和感は作品を見続けていくうちに評価が変わって、ムチャクチャな展開が少ないとそれはそれで寂しくなる不思議な感覚を味わいました。
アニメの第一期に当たる本作のストーリーは、伊達政宗と真田幸村を中心としたメンバーが織田信長を倒すまでを描いています。
見始めた頃のムチャクチャな展開も5話くらいからはその雰囲気が一変して熱いストーリー展開になっていくので、最初におや?っと思ったあなたでもこの辺まで見てもらえれば楽しめますよ!
5話と6話は史実でいう三方ヶ原の戦いに相当する話ですが、家を守ると決めて織田についた徳川家康が自らの甘い考えを嘆き忠勝に懺悔するシーンや前田慶次が合戦の後を見つめながら言ったこのセリフはグッときました。
戦いたくて戦った奴がどれだけいたんだろうな。
戦ってのは望まない人間までだれかれ構わず巻きこんじまう。
詩が好きなやつも絵の上手いやつも学者になりたいやつだっていたかもしれない。
愛しい人や可愛い子供、恩返しもまだの親父やおふくろさん、皆残されて泣きぬれるんだ。
そいつを終わらせたかったのに。。。
合戦はカッコイイというイメージはあれど、実際にはこの慶次のセリフの様に悲しむ人たちが多く居る事を忘れてはいけませんね。
慶次のセリフはギャグだけでなくシリアスとしても楽しめる一例ですが、マサムネが特に印象的だったのは片倉小十郎の活躍です!
筆頭(伊達政宗)がレッツパーリィと叫びながら戦っている中、ひとり冷静に状況を判断し、礼節を弁えながらも暴走気味の政宗様をしっかりと支えていく姿はまさに漢。
その上、他国の武将である真田幸村が重傷を負った御屋形様(武田信玄)の事で意気消沈している時に、信玄公がこんな事で死ぬはずがない、立ち止まっている場合じゃないと発破をかけるシーンは涙モノです。
ここら辺からはアニメ開始時のギャグ調はどっかに吹き飛んでしまい、本当に熱い展開になってくるので同じアニメなのか疑いたくなるくらいです。
しいて言えば、明智光秀はもっと一人SMを強調してオカマっぽさよりもイカレタ表情を見せて欲しかったですが、あまりやると放送できなくなるので仕方なし。
ゲーム設定ではまだ出てこなかった武将たちが織田信長の時代に登場したりと、一部変更は入っていますが違和感なくまとめていてその点も好印象でした。
最終的には見始めた頃の評価をサクッと覆してくれる楽しい作品です。
幸村ああああああああああああああ!
の殴り合い(愛)のシーンも最後まで見終わると味わい深いぜ!
戦国BASARA弐
戦国BASARAの第二期である戦国BASARA弐は、織田の時代が終わった後に突如として豊臣家が登場します。
前作の様なギャグはだいぶ控え目で、シリアス気味にストーリーは展開していきますが、シリアス部分が増えたら増えたで、前作を見始めた頃には違和感を感じたギャグ部分が欲しくなるとはマサムネも思いませんでした。
シリアス多めと言いつつも設定などはゲームと変わらずのムチャっぷりで、まず作品を見始めて驚かされるのは豊臣秀吉のデカさ!
今までの豊臣秀吉のイメージを180度覆す屈強な体、北斗の拳のラオウの様にコブシで戦うその姿は違和感を吹き飛ばし、斬新さを感じさせます。
パワー型の豊臣秀吉は今までの漫画やゲームの中でも存在しないのではないかと。
特に印象に残ったシーンは瀬戸内での戦で、秀吉がコブシで海を叩くと海水が吹き飛んでしまい、海がただの陸地になってしまうという物凄いムチャクチャなシーンです。
もう軍勢による戦なんて不要だなと思わせてくれました!
そんなインパクトのある豊臣秀吉ですが前作の織田信長とは違って、伊達政宗一人に倒されるなどチョットアッサリした展開に。
真田幸村も一軍の将となる為に苦悩するシーンが多く、持ち味のシンプルな熱血さが薄れてしまい寂しさを感じました。
戦国BASARA弐は前作の様な爽快な戦闘シーンが少なくなって、それぞれの武将の苦悩を描く内容だったので前作のファンからすると勢いが感じられないかもしれません。
ここは爽快さを重視するか、武将の違った側面を重視するかで好みが分かれるところでしょうね。
あとマサムネ的には戦国BASARA弐の話の根幹である豊臣秀吉と前田慶次、ねねの三人の関係についてもう少し深く描かれていれば、豊臣秀吉にも感情移入できたのになあと勿体なく思いました。
戦国BASARA The Last Party
The Last Partyはテレビアニメとして放送された戦国BASARA弐の続編として、テレビアニメではなく映画として作られました。
今回は秀吉が倒れたことで再び乱世となった日本を描いています。
秀吉が亡くなった事で心の支えを失った石田三成と、一度は秀吉に味方したがその在り方に疑問を持った徳川家康を中心に、伊達政宗や真田幸村達がそれぞれの思いを胸に秘めて天下統一に向けて再始動します。
前作では少なくなっていた熱い展開とギャグがこの映画版では帰ってきました!
やっぱりBASARAはモヤモヤと考えるよりも、シンプルに熱くカッコイイ内容が一番だとマサムネは思います!
しかしチョイチョイ出てくる本田忠勝に乗って空を飛ぶ徳川家康は、戦国時代という設定もどこ吹く風で良い味出してますね。
それはさておきストーリーの中心になる関ケ原の合戦は、史実通りに徳川家康VS石田三成の形をとりつつも突然現れた毛利元就の乱入で全軍入り乱れた状態になります。
そんなシリアスな展開の中でも、合戦の中心には小早川の巨大な鍋が鎮座しているというカオスっぷりが正にBASARA!
どうやってこのカオスを治めるのかと思いきや、天海様がお市を使って更なるカオスでマイナスとマイナスでプラス!みたいな正常化をはかるとは思いませんでした。
そこから繋がる徳川家康VS石田三成、伊達政宗VS真田幸村、長宗我部元親VS毛利元就の戦いは、やはりこの組み合わせが最高に熱いと再確認させてくれる戦いで、続きをぜひ続編で見たいと思わせてくれる最後でした。
(続編出ないでもう8年以上経ってるけどね)
映画サイズになっているせいで大谷吉継と石田三成の関係など描き切れていない部分はありますが、1期の戦国BASARAと2期の戦国BASARA弐の良いとこどりをしたThe Last Partyはとても楽しめる作品でした。
戦国BASARA Judge Endと学園BASARA
Judge Endは今までのアニメ版の設定を無かったことにして、ゲームの設定を採用し、関ケ原の戦いを新たに描いた作品です。
ゲームでいうところの戦国BASARA3に相当します。
制作会社の変更で新規のBASARAとして登場しましたが、詳しい状況を知らないで今までのテレビアニメを見ていた人たちからすると、何が起こったのか?と状況を理解するのに時間を要したハズです。
設定がぶっ飛んでいるのは戦国BASARAなんで気にしないですが、今までのアニメの設定も吹っ飛ばしているのは流石に気になりますね。
そんなJudge Endをマサムネは未だ見れていないので、見る機会があればココで語っていきたいと思います!
続いて学園BASARAですが、戦国BASARAを知らないと何のアニメかわからない作品だと思います。
もしも戦国BASARAのメンバーが学生だったらと言うifを採用した作品で、同人的な楽しみ方をするならアリかなと。
でも、やっぱり本編の続編が見たいです。。。
なんだかんだで見れてないJudge Endは一度見てみたいぜ!
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アニメ戦国BASARAは史実と違ってる?
そうなんです。戦国BASARAは史実と違っているところが多いのですが、合戦などは微妙に史実を交えていたりするのでアレこんなんだっけ?と思い悩むこともしばしば。
そもそもゲームやアニメなので史実をなぞる必要はまったくありませんが、実際に起こった事とオリジナル設定を混同してしまうと、ゆかりの地を巡ったりしたときに混乱するかもしれません。
なので戦国オタのマサムネが史実と違っている点をご紹介していきますね。
武田信玄と真田幸村は一緒に戦っていないぜ
作品の中では殴り愛で気持ちを確かめ合う御屋形様と幸村ですが、史実では御屋形様が活躍していた頃の真田幸村はまだ3歳か6歳または生まれてもいないので、御屋形様と殴り愛をしたらきっと生存していないハズです。
それぞれの生きた年代を書いてみますとこんな感じです。
武田信玄:1521年~1573年(享年53歳)
真田幸村(信繁):1567年or1570年~1615年(その頃の幸村は3歳 or 6歳)
※幸村の誕生は諸説あり
御屋形様は病気で亡くなっているので53歳の時に殴り愛ができるのか疑問はありますが、それでも3歳や6歳の幸村と殴り愛はいけません。
当時の大人として認められる年齢が15歳くらいなので、やはり幸村が若すぎるので史実から考えると共に戦うのは難しいですね。
これはこれで見てみたいかも。
長篠の戦いは武田対徳川の戦ではないよ。上杉謙信も参加していないし
アニメ戦国BASARAの第5話は「 ~ 壮絶!長篠・設楽原の義戦 ~」と言うタイトルになっています。
この話では武田信玄と上杉謙信の共闘部隊が、徳川家康と戦う事になりますが、その戦の地が「長篠」になっています。
ですが史実の「長篠の戦い」は、武田信玄亡き後に後を継いだ武田勝頼によって武田対織田の合戦として行われています。
では徳川が絡んでくる合戦は無かったのかというと、これまた史実には存在していて「三方ヶ原の戦い」と呼ばれる戦があるのです。
この「三方ヶ原の戦い」は武田対徳川の合戦で三方ヶ原の地で行われており、上杉謙信に関してはまったく関わっていません。
これらの事から戦国BASARAの「長篠の戦い」は三方ヶ原の戦いをもとに作った架空の戦いなのです。
かと言って架空ばかりなのかというとさり気なく史実も織り交ぜていて、撤退を決めた徳川家康を守るために本田忠勝が殿(しんがり)を務めるシーンがありますが、この行動は史実でも本田忠勝が行ったとされています。
こんな感じでチョイチョイ史実も入れてくるので戦国オタのマサムネはワクワクしながら見ていました。
戦国BASARAの長篠の戦い:武田・上杉対徳川の合戦、場所は長篠
史実の長篠の戦い:武田(勝頼)対織田の合戦、場所は長篠
史実の三方ヶ原の戦い:武田対徳川の合戦、場所は三方ヶ原
結果:戦国BASARAの「長篠の戦い」は、史実の長篠と「三方ヶ原の戦い」を混ぜて上杉謙信をトッピングした
なんか引っかかってたけどスッキリしたぜ!
毛利元就が若いのに、北条氏政はおじいちゃんになっているぜ
さきほどの武田信玄と真田幸村の年齢の様に、毛利元就と北条氏政も史実をもとにすると年齢がおかしな事になります。
毛利元就が生まれたのは1497年であり、北条氏政については1538年なのでその年齢差は41歳となり、圧倒的に北条氏政の方が若いのです。
作中ではイケメン毛利元就とじいさんの北条氏政ですが、実際にはじいさんの毛利元就とイケメン北条氏政となる訳です。
想像してみると捨て駒発言をするじいさんの元就はそれはソレで渋くてカッコいいかも。
毛利元就:1497年~1571年(享年75歳)
北条氏政:1538年~1590年(享年53歳)
結果:41歳差で北条氏政の方が若く、亡くなった年齢すらも氏政の方が若いという結果に
イケメン氏政だと風魔小太郎に頼らなそうで、それはそれで寂しいぜ!
馬の扱いが史実と違う
BASARAを見ていて気付くのが馬の乗り方や扱い方が斬新な事です。
絶対に史実ではこんな扱い方をしていないと断言できます。
まず伊達政宗は馬にハンドルとマフラーを取り付けてバイクの様に扱っています。
最初に見た時は手綱の代わりにハンドルで操作するなんて新しいなと感心したものです。
武田信玄にいたっては馬を二頭並べた状態でその上に仁王立ちしており、その姿は圧巻です。
まあホントにこんなことを馬にやる訳には行きませんが、戦国BASARAらしいムチャな設定が炸裂している良いシーンですね。
手放し運転は危ないよ筆頭。
ムチャしすぎだよ御屋形様。
でもお馬さんをこんな風に扱っちゃダメ!ゼッタイ!
まとめ
今回はアニメ戦国BASARAについて語ってみました。
なかなかぶっ飛んだアニメで歴史好きな人からすると賛否が分かれるところだと思います。
マサムネとしては歴史モノを扱ってくれてるだけでも嬉しいですし、コレはこれでアニメとしても楽しめました。
戦国マニアからすると気になる点も、作品自体の熱い展開によっていつの間にか見入ってしまいました。
戦国BASARAから歴史に興味を持ったあなたも、史実とは違った点を見つける楽しみ方もありますのでトライしてみて下さい。
ではまた別の記事でお会いしましょう!マサムネでした!
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