実はシステムエンジニアもやってたりするマサムネです。
今回の記事では、城ってどんな構成になってるの?そもそも設備とかわからないなあ、と言うそこのあなたに向けた、今までにない切り口での記事になります。
システムエンジニアのマサムネならではのIT目線で城の機能をお伝えするので、これを切っ掛けとして城に興味を持っていただければ幸いです。
まずは、城とはどんなものか簡単にご説明していきます。
そもそも城ってどんなもの?パソコンで例えて?
城と言っても松本城などの天守がある城は戦国時代でも後期に出来たもので、ほとんどの城は山城と言う山や川などの地形をベースに土塁(土手みたいなの)で守りを固めたものです。
また天守自体が城だと思われる方も多いのですが、天守は城の設備の一つで門や堀などの設備をまとめて城と言います。
パソコンのパーツで城を例えると、CPUは天守にあたりますが、マザーボードやメモリー、ケースなどの全てのパーツを含めたパソコン本体が城なのです。
CPU(天守)の性能だけ見てパソコン(城)の性能が分からないように、CPU(天守)だけでなくメモリー(堀)を確認すると、こんなに容量を積んでいたのか!大きな画像ファイル(敵の部隊)もサクサク編集(やっつける)できるぞ!などと楽しみ方も広がります。
これで城の全体が、イメージとしてつかめたでしょうか?
俺も以前は天守が城で、あとは敷地だと思ってたぜ!
IT目線で城の防御システムを語る
ウイルスである敵が防御システムである城内に侵入して、大事なデータにアクセスしようとする想定で、城の防御システムをご説明します!
左側が城をベースにした侵入経路と防御システムを表していて、右側は城の防御システムをご家庭向けのシステム構成に置き換えた図になります。
主な城の防御システムは、城の全体を大きく囲む堀と入り口となる虎口、その先に門が配置されています。
門の奥には三の曲輪(三の丸)と二の曲輪(二の丸)、本郭(本丸)と呼ばれるエリアがあり本郭に指揮官などのえらい人が居ます。
城の裏手は切り立った崖や川などになっているので、まず左下から敵(ウイルス)が侵入を試みてきます。
最初にある設備の堀(ファイアーウォール)は敵(ウイルス)の侵入をブロックする役目があり、堀を渡ろうとする敵の勢いを止めて城内への侵入を防ぎます。
敵(ウイルス)は勢いを止めた事で城内からの攻撃(ブロックリスト)の的になり多くが倒されます。
(×印が攻撃で大ダメージを受ける箇所です)
残った敵(ウイルス)は出入りができる場所がないか探した結果、虎口(許可リスト)という出入り口を見つけます。
ですが虎口(許可リスト)から侵入をしようとすると、正面には門(ルータ)が見当たりません。
門(ルータ)は虎口から向かって右側にあり、外から直接攻撃する事が出来ないので、侵入の速度を緩めて曲がりながら進むしかないのです。
この形の虎口を枡形虎口といい、門に向かうために勢いを止めた敵はここで土塁(土手)から攻撃されて倒されます。
なんとか門を突破して曲輪(パソコン)に侵入すると、そこでは大勢の兵士(アンチウイルスソフト)が待ち構えており更に攻撃を受けます。
本郭のえらい人(大事なデータ)までの道のりも直線的に進むことが出来ずに、侵攻の勢いを止められて次々と兵士(アンチウイルスソフト)に倒されてしまいます。
その結果、本郭のえらい人(大事なデータ)までたどり着く敵(ウイルス)は居ないという鉄壁の防御システム、それが城なのです!
何気ない門や曲輪の配置も考えられてるんだぜ!城めぐりしたら天守以外も見てくれよな!
まとめ
今回はシステムエンジニアとしてIT目線から、城のシステムについてご紹介しました。
IT系の職種についている方にはこういった見方をすると理解しやすいかなと。
城めぐりをする際にもシステム構成に置き換えて、天守閣を目指してみると新しい発見があるかもしれません。
ではまた別の記事でお会いしましょう。マサムネでした!