GOGO夕張のGOGOってマッハGOGOかよ!とか思ってたら本当っぽくて焦ったマサムネです。
今回の記事は映画キルビルについて語っていきたいと思います。
この映画は謎の日本設定で描かれた日本が魅力的で、作中には服部半蔵も出てくるなど、戦国に通じる要素もあったりと盛りだくさんな内容で、深く考えずに楽しめるのが良い作品です。
ヴァイオレンスアクションなので血がブシュブシュ出ますが、あまりにもブシュブシュ出すぎて水芸の様に思えてきて血という認識が薄れていくマサムネが居ました。。。
ではキルビルについてと、作中に出てくる服部半蔵について深くご紹介していきます。
キルビルってどんな作品?
クエンティン・タランティーノ監督の映画作品で、現在はVol1とVol2の2作が公開されており、Vol3も作成予定と言われています。(前作から15年以上経っている気が。。。)
Vol1とVol2はもとは1つの映画となる予定でしたが、長すぎる内容の為に2本になったそうです。
ですがこの2作品はテイストがかなり違っていて、1本目はヴァイオレンスアクションがメインで、2本目は登場人物の心情を描いた作品になっています。
1本目のテイストを求めて2本目を見ると雰囲気が違いすぎて面食らうかもしれません。
ストーリーは主人公の殺し屋が、ビルと4人の愉快な仲間たちによってボコボコにされ、この5人に復讐していくお話です。
この作品はストーリーは一旦忘れて、アクションと謎の日本設定を楽しんだもの勝ち!だと思って見た方がより楽しめると思います。
GOGO夕張(双子らしい)がまた出てくる予定だけど、栗山千明さん本人が女子高生役がまだできるか心配してるらしいぜ!
ハンゾーソードの作成者、服部半蔵は実在した!
キルビルにも登場する服部半蔵は忍者として色々な作品に登場していますが、実在した戦国時代の人物です。
服部半蔵は当主が襲名する名前で代々引き継がれており、複数の服部半蔵が居ます。
ただ忍者だったと言われる服部半蔵は初代(保長)のみで、徳川家康に仕えた2代目(正成)の服部半蔵は忍者ではなく武士として使えています。
2代目半蔵は伊賀衆(伊賀同心)と甲賀衆(甲賀同心)と呼ばれる忍者の集団を戦で使っていたとされていますが、あくまで武士として姉川の戦いや、三方ヶ原の戦いで武功を立てており、実際に「忍者の頭領」という訳ではありません。
多くの作品に登場する服部半蔵のイメージは、初代と2代目が混ざり家康に仕えた忍者の頭領というイメージになったのではないでしょうか。
キルビルに登場する服部半蔵も、沖縄に居たのは子孫が襲名して服部半蔵を名乗っていたと考えれば一応は説明が付きますね。
ちなみに歴代の服部半蔵が刀鍛冶だったという記録はありません。。。
ホントウニ、ハットリハンゾウノ、カタナダタネ。。。byオーレン石井
キルビルはアメリカナイズされた日本がイイ!
キルビルではアメリカ式の日本文化が素敵すぎて、オシャレに見えてくるから不思議です。
ここではマサムネが特におススメなポイントをご紹介します。
アクションがイイ!
アクションは時代劇の殺陣をもとにしていて、影の軍団の服部半蔵こと千葉真一さんが指導もしたとの事で見ごたえがあります。(キルビルでも服部半蔵役)
全体的にスピード感があり水芸のような血しぶきや、謎のあってる様なあってない様なカッコイイBGMと効果音、時代劇に影響されたシルエットだけのアクションシーンなど、カオスなアメリカ式時代劇は必見!
これらを何故かオシャレっぽく見せてしまうところが、タランティーノ監督のなせる業。
今どき日本文化の正しい情報が手に入らないとも思えないので、きっとオリジナルな日本像なんでしょうね。
GOGO夕張の設定がイイ!
栗山千明さんが演じるGOGO夕張は女子高生の殺し屋で、一升瓶で酒を飲んだり、ゴーゴーボールを使って制服のまま殺しを行うというムチャな設定です。
漫画みたいだなとか思ってたら、本当にBLOOD THE LAST VAMPIREから設定を持ってきているとの事で、タランティーノ監督の趣味丸出しでした。
名前の由来もGOGOがマッハGOGOで夕張は夕張映画祭からとったそうです。
この響きはイイですね!(シリアスな顔でユマ・サーマンが「GOGOダネ?」と呼ぶシーンが最高)
栗山千明さんはバトルロワイアルでも鬼気迫る演技で戦っていたので、GOGO夕張もその辺から来たのかもしれません。
GOGO夕張は最後に血の涙を流すけど、悪魔城ドラキュラのBGM「血の涙」からきてたらいいのにな!
(そんなことは無く、栗山千明さんの発案らしいよ)
日本語のセリフがイイ!
ユマ・サーマンとルーシー・リューが頑張って日本語でセリフを言うのですが、片言で話す姿がとても微笑ましくホッコリします。
特にルーシー・リューは何を言ってるのかすら分からなく、字幕が欲しい場面もあるのですが、セリフの内容なんてどうだっていいのです。
彼女たちが真顔で謎の日本語を話す姿がそこにあるだけで、すべて許せてしまうのですから。
多分見ていないとマサムネが何を言ってるのかすら分からないと思いますが、他作品ではありえないルーシー・リューの演技とセリフのアンバランス感は神がかっているとさえ言えます。(ヤッチマイナ!が一番聞き取りやすいよ)
ちなみにルーシー・リュー(オーレン石井)が率いているクレイジー88のメンバーがつけているマスクは、ブルース・リー(カトー)が出演していたグリーンホーネットという作品で使っていたカトーマスクです。
ユマ・サーマン(キドー)が来ていた黄色い衣装も死亡遊戯でブルース・リーが着ていたトラックスーツがもとですから、ブルース・リーが好きなマサムネとしては嬉しい限りです。
まとめ
今回は映画キルビルについて語ってみました。
キルビルに登場する服部半蔵が、本当に忍者だった初代服部半蔵の子孫だと考えると面白いですね。
映画で描かれる日本文化もアメリカがイメージする日本でカオスな雰囲気ですが、そこがまたイイ感じにハマっていて見ていて飽きさせません。
作中で半蔵の弟子が、「ハゲじゃない!剃ってるだけ!」というシーンがあるのですが、なんか聞いたことあるなと思っていたら、「コータローまかりとおる!」の天光寺のセリフからきているとか。
こういった日本オマージュを探すのもキルビルの楽しみ方の一つです。
よければあなたも探してみて下さいね。
では別の記事でお会いしましょう。マサムネでした。